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2017-07-24

【多事暴論】鍼灸師じゃ食っていけない‼︎?

関西在住時に地元の人に「儲かりまっか〜?」と聞かれた事はありませんでしたが、富良野では「儲かってるの?」は割と日常の挨拶だったりします(良し悪しは別として) うちのナンダカンダ開業4年。世間では「藤本さんの所は儲かってるんでしょ〜?」と言われる事もありますが、実際のところはそんなでもありません(苦笑 今回はそんな鍼灸稼業とお金の話のぶっちゃけ話にて。

 

そもそも儲かる業種の仕事じゃない

結論から言うと、治療屋稼業でも十分に生活はできます。しかし、そもそも「儲からない仕事トップ10」「資格と収入の費用対効果ワースト10」の常連資格が治療屋稼業(特に鍼灸師)です。年収で1000万超える治療家は全体の1%(1割じゃなくて“1%”)とも言われ、平均年収でも300万円前後というデータがあります。

加えて、開業1年後の廃業率が50%。10年後には9割が廃業しているというデータもあり、実際、自分の周りでも開業1年で廃業したヤツは何人もいます。(早いやつで1ヶ月だったかな…)廃業はしなくても、自院とバイトの掛け持ちをしていたり、サラリーマンをしながら副業的に週末だけ治療院を経営している人もいます。(自分も、開業2年目までヤマト運輸で早朝仕分けをやってました^^;)

資格を取ってやっと臨床現場に立っても、時給800円スタートの雇われ鍼灸師も大勢いますし、就職先が個人経営の治療院だったりすると福利厚生どころか労基法自体も守られていないニャンコより真っ黒な事業所もあります。そんなんじゃ、続く訳がありません…。

治療屋稼業で食っていけない人の特徴

藤本の感覚で申し訳ですが、一番は気持ちに余裕がない人。お金の余裕は気持ちの余裕…なんて言葉もありますが、施術中の雑念はお客様に伝わります。正直「やりがい」だけでは食っていけません。武士は喰わねど…と言っても気持ちに余裕がない治療家=技術的に下手…というイメージが先行しやすく、安い料金設定やキャンペーンも「下手だからなんでしょ?」と逆効果になる場合もあります。ついつい売上ばかり意識して物販トークに走ったり不急不要な再来院を促されたら完全にアウト。その手で不快な思いをした人は、技術的に合格点だった治療院でも再来院する可能性は落ちます。安月給でこき使われ、経営者に不満がたまっている従業員治療家などもこの類に入ります。

加えて、バイトが忙しく自院の営業時間を割っちゃってる人。自分の所で最低ラインの数字が出せないから他の所で…とやってると、せっかくの問い合わせにも応えられなくなります。「いつ行っても空いてないし予約取れないし…」となれば、治療院が乱立するこのご時世、大きなマイナスポイントでしょう。せめて自院の営業時間だけは死守すべきです。

向上心がない人や衛生的に配慮が欠ける人…などは問題外なので割愛します(苦笑

1時間2980円で儲かる訳がない…けど、食えてますw

↑これは、うちの整体コースのお値段(出張費別) 経営コンサルから言わせるとスタートの時点で致命的なミスをしている…そうです(うるせぇ!w) 特にうちの場合は“往診/出張”で行なっているため、1日に回れる件数には限界があります。移動ロスが0に近くて超・効率的に回れても8人ぐらいが限界ですかね。それでも売り上げ的には23840円。これが1日の限界値の数字です。そこから諸経費引いて固定費引いて税金分引いて…。

もちろん、毎日が満員御礼なんてことはなく、問い合わせが0人で結果的に休みになる日もありますし、秋の閑散期なんて酷いものですから…。まぁ、これが儲かっていそうな藤本の台所事情です。「儲けたかったら別の仕事しますわ」とよく言いますが、これは強がりでもなんでもなくホンネです。治療院経営で“儲け”を出すのであれば、再度、再々度の来院を促し回転率を上げるのが基本。さらに物販やセミナー開催をして援護射撃。足りなきゃレセプトをちょいちょいと書き直して…(以下、自主規制)

…という事がしたくないがために独立をしたようなもんです。

 

「往診専門鍼灸師」のメリットと食えてる仕組み

一番は「時間が自由に使える」という点です。空き時間に本を読んだり調べ物をしたり、うちの場合、基本的に自宅待機なので畑仕事をしたり料理を楽しんだりもしています。電話がいつなるかわからない…(というか、1日1〜2回は鳴る)ので、遠出はできませんが、市内および近郊だったら往診ついでに寄り道をする事も可能です。ぶっちゃけ、深夜対応が続いて疲労困憊の時は迷わず寝てます(笑

臨床的には、身体の状態と施術の効果がその場で確認できる事。「階段が登れない」とか「包丁が握れない」という類の話はその場で確認できるので素早い対応ができます。加えて施術後の生活面でのアドバイスもしやすいです(お客様の生活空間で施術しているんだから当然っちゃ当然)

経営的には固定費が0ではないとは言え、テナントを借りてガンガンに空調を使ったり器具をレンタル契約で導入しているより安上がり…という点です。そのため売り上げが少なくても利益が極端に落ちる事がないので、不要不急の予約を促す必要もありません。価格も抑える事ができるので、お客様に“安心”という付加価値を最大限に提供する事ができます。 ガラケーや格安スマホの利用による通信費の節約やfacebook等での広告費の節約…という地味な努力もありますが(苦笑

 

最後に

“食ってくだけ”という線で経営方針を立てれば、1日の利益は5000円もあれば十分です。(月収換算:12万5千円)ブラックな企業にお勤めの方や日雇い労働で収入を得ている方は月10万の収入すら怪しい人もいます。 それに比べれば1日に1〜2人の施術をすれば最低限の生活はできる…ハズですからなんとも気楽な稼業です。逆に、1日に2人平均のお客様を施術できない…というのであれば、自身の技術と経営状態を見直すか、早い所別口の仕事を探した方が良いでしょう…。




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