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2017-07-31

【考察】天井(てんせい)という経穴について

藤本が好んで使うツボの一つ「天井(てんせい)」 今回は改めてどんなツボなのか考えてみよう…のコーナーです。

天井の位置

肘の後ろ側で、最も突出しているところ(肘頭)の上方。親指の幅一本分上がった箇所の窪みに取ります。教科書的には「肘頭の上方1寸で、肘関節をやや屈曲したときにできる陥凹部に取る」となっていますが、個人によって多少位置がずれるのが経穴なので、反応を見ながら「まぁ、この辺かな?」でやってます。(はい、いい加減っちゃいい加減です^^;)

 

天井の意味

東洋医学では、「天」は宇宙や自然という意味の他、上という意味もあるので、ここでは「上半身」と解釈しておきます。「井」は、泉の沸く場所の意味であり、気血が湧き出るポイントとして解釈します。つまり、「上半身の気血が湧き出る経穴」として捉えます。

また手の少陽三焦経の合土穴であり「逆気(冷えやのぼせ)して泄するをつかさどる」を調整する場合に使います。また土に属する経穴なので、五行土王説(脾胃論)で解釈をすると、上半身の症状を調整するには特に効果が高い経穴として期待…して使っています。

 

天井の効果

毎度ながら、この経穴だけ押せばいい…って話ではありませんが、頸部〜頭部に症状が出ている方には効果が高く「鍼灸治療基礎学」(代田文誌著)では「上歯痛」「耳鳴」「偏頭痛」に著効があると記してあり、臨床現場での実績も多数あった事が伺えます(尚、澤田流では肘関節部に取る) また、五十肩、顕肩腕症候群にも効果的で、上腕神経痛、頚部の痛み、肩こり…などを訴える方にはよほどの事がない限り、定番経穴として使用しています。そのほかにも、発熱、咳といった風邪の緩和や、難聴・子どものひきつけなどにも活用されることがある…という報告もされていますが、この辺は正直な所、天井だけで治療を行なった事がないので実感としては薄いです。

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