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2017-11-06

【多事暴論】治療院を経営する事に関するエトセトラ

今回はめんどくさいおっさんが自論を吠える絡み酒ブログです^ ^;

治療院経営と避けて通れないお金の話。 以前にもしたお金にまつわるエトセトラな話の続編です。

コトノホッタン

専門学校の恩師の投稿に対してお祭りわっしょい♪なコメントをしました。

師曰く:

「誰が」カリスマだとか、「誰が」一番のテクニックだとか、「誰が」儲けているだとか、そんなところで足踏みしていていいの? 目的はそこじゃないでしょ(^^)

皆曰く;

儲かるとか、カリスマとか違う方向ばかり表に出てたら業界が変色してしまいます

俺曰く:

どっちに偏り過ぎてもダメっすね…に一票ってのはダメ?(笑)

 

元々「治療」という業は「困っている人や苦しんでいる人を助けたい、力になりたい」という気持ちが大前提の仕事。

機械を使って大量生産したり、パソコンにデータを一律に打ち込む職種ではありません。

特に東洋医学はエビデンスのような一律の結果が出せないので、常に状況や症状に合わせてその場でオーダーメイドの治療を組み立てる必要があります。

このため「人間くさい部分」が結構重要な要素になると同時に厄介な要素にもなってきます。

特に患者さんに対する「思い」が強ければ強いほど、治療の原動力になると同時に、

「経営者として必要な知識や行動」に対してブレーキをかけてしまう人が出て来ます。

師は「治療に全力を尽くした結果、患者さんが増える循環」を信じたい…と言っています。

確かにこれは大前提。治療に全力を尽くし結果を出さないと患者さんはついて来ません。

 

ならば、治療にだけ集中して全力を尽くせばいいのか?

 

残念ながら、そうやって廃業に追い込まれている施術者を何人も知っています。

巷で流行る「儲かるテクニック」集

うちにも定期的に届く「1回10万でも半年先まで予約一杯。限定100人までに公開のマル秘テクニック」的なパンフレット。

中身を読んだことありますが、申し訳ながら…

・「知ってる(すでにやってる)」

・「youtubeで似たような技術見て、真似して見たらできた」

・「俺、鍼灸師だからカイロプラティックできない」

というものばかり。

それでも、自分の治療院の経営に困ってて、家賃の支払いも怪しい。 家族も養わないといけないし、奨学金の返済も…。このままじゃジリ貧…。

という状況だったら、手を出しちゃう人がいてもおかしくないでしょう。

人間、そこまで強くありません。自分自身、聖人君主なんかではございません^^;

(長野潔先生も結構変人だった…って話だしなw)

 

かくいう、自分も開業1ヶ月目の売り上げは1万2千円。 計画ができていたので何も焦りませんでしたが、計画も見通しもないままそんな状況が続いたら?

今でこそ、その手のパンフレットを鼻で笑ってゴミ箱に直行。 流行りの施術に安易に食いつく治療家をド三流!と叱咤していますが、冷静に考えれば明日は我が身。

食うに困るぐらい売り上げが落ちたと仮定した時に、真っ先に考えるのは「もっと上手くなれば患者さん/お客様は戻って来る」という発想ではないでしょうか?

治療家稼業に足りない発想

まず、主張しておきたいことは

治療家が経営学を学ぶことは悪ではない

という話。

経験上「経営のセミナーに参加してる」と言ったら、こっぴどく怒られた事もありました。

我々の業界は、冒頭にもあったとおり「治療に全力を尽くした結果、患者さんが増える循環」が前提。

このため、「患者さんが増えない=治療に全力を尽くせていない(技術が足りない)」と思い込んでしまう人が多々います。

 

残念ながら、これは根本的に間違っています。

 

理由として

・技術の向上に上限はない

・需要(患者さんの症状)に対する適切な供給(効果的な施術)にならない事が多い

・その技術を得るための投資(時間とお金)に見合う内容で無い事が多い

だと分析しています。

 

技術の向上に上限がないのは臨床現場に立ってる人なら肌で実感してるアレです。 現状に技術に満足したら治療屋稼業は終わりです。

 

大事なのは残りの2つ。

「儲かるテクニックだから」という理由で美容系のテクニック習得に多額の投資。

しかし、治療院に集まる患者さんの主症状は「肩こりと腰痛」

美容系のテクニックを習得しても、求める人がいなければ無い技術と同じです。 (美容系がダメとはいってませんぜ。例えばの話です)

さらに講習費用としてウン十万払った内容と似たような内容が、bookoffで100円で売ってたら?(実際、あった。買った。使ってるw)

それは患者さんから頂戴した(うち的には預からせて頂いたという考え)貴重な施術代をドブに捨てているのと同意です。

 

そうならないためにも、経済学や経営学を学ぶことは必要不可欠です。

自分もそうだったように、治療家が経営系のセミナーに参加すると、陰口を叩かれるだけでなく露骨に批難の対象になることもありますが

「治療院を経営する=自分の施術を半永久的かつ安定的に、必要な人に届ける理論」

と考えたら、悪いものでは無いはずです。

途中で経営難になって治療院を閉める事や、生活のためのバイトが忙しくて診療時間を割ることは最低だと思ってます(カリスマ云々以下!)

んじゃ、具体的に何を学ぶ?

技術の向上に上限が無いことと同じで、経済・経営学にも上限はありません。

10年前と環境がかわり、今まで通用した事が通用しなくなっていたり、 法制度がかわり昔はできた事が出来なくなっていることもあるからです。

そのために学びたいことを挙げると

・広告やマーケティングの手法

・費用対効果の概念

・地域経済のキャッシュフロー

と、偉そうに3つほど絞ってみました。

「なんだよ、藤本も金儲けかよ!」という声が聞こえて来そうですが、胸張って「金儲けです」と応えますよ(笑)

お金が儲かる=患者さんからの評価。不正請求や不要不急のリピートはやってません。 …と、この辺は話がそれるので、割愛しまして…。ちょい補足。

 

経済用語を出すと拒絶反応をする方向けに言葉を変えて見ます。

・広告やマーケティングの手法:自分の治療院や施術方法とを正しく伝える技術

・費用対効果の概念:頂戴したお金を無駄にせず、さらに還元させるための概念

・地域経済のキャッシュフロー:利益を独占するのではなく、価値を循環させる知恵

 

…と考えたらいかがでしょうか?特に東洋系の方は「循環」とか好きじゃ無いですか?(笑) この辺がわかってくると、自然と時事ネタも耳に届くので法律関係の知識は十分でなくても身につきます。

最後に不安を煽ってみる(笑)

面倒になったので、データの裏付けを調べるのは丸投げしますが、日本の治療院の総数はコンビニより多いそうです。

その上、柔道整復師・鍼灸師・あマ指師の有資格者は年々増えているので、これからも治療院の数は増えるでしょう。

追い討ちをかけるように、整体師やカイロプラクター、エステティシャンなどの「無資格」と揶揄される療術業従事者も増加。大手資本のチェーン店も全国展開をしています。

特に大手のチェーン店はお客様の需要を把握する専門家がいるので強くて当然。費用も労力も桁違いの努力をしています。

 

反面、国家資格…と言っている我々(特に鍼灸師)は資格取得の費用と労力の割に報酬が低い職業の筆頭。 「医療資格を持っていれば就職に有利♪」と思っていたら、選べる就職先のほとんどがブラックor最低賃金でした…という笑えない話も現実に起きています。

悪いことは続いて、日本の人口は減少。 人手不足は深刻化し、中小企業では業績不振ではなく「人手不足による倒産」が現実的におきています。

「俺たちは治療家だから関係ない。やることやってればいいんだ!」と言っていた人がいますが、業として治療を行なっている以上、対価として頂く施術代がどうやって生み出されているか考えて見てください。

資本論では「貨幣価値=労働価値の結晶」と表現されています。 つまり、現代の日本経済において、企業倒産が相次ぎ労働価値が生み出されないと、我々の手元に施術代は届きません。 (無償で治療できるなら別ですが、それは”業”ではないので割愛します)

 

生み出される価値が少ない上に、それを治療家&療術家が取り合いをする構図はすでに出来ています。

「俺は俺のやりかたでわかってくれる人だけ相手にする」という姿勢もかっこいいですが、 患者さんやお客様の需要を把握し、適正な費用と労力で供給できる仕組みを作る。その姿勢を正しく伝える…という事も大事ではないでしょうか?

 

流行りを批判する事で苦しい現状を無理やり納得するもの自由ですが、

自分の患者さんを守るためにもっと知恵絞れ!

…と、途中で治療院を投げ出した連中に勝手に感じている憤りをぶつけて終わります。

 

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コメント2件

  • ana より:

    歯科医院も多いというけれど、東洋医学系の治療院もそんなに多いんですね。

  • fujimoto1917 より:

    整骨院も多いですけど「独自に東洋医学を取り入れた…」と謳ってる治療院を入れたら数え切れません…^^;

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