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2017-12-05

【症例報告】季節の変わり目の頭痛の原因と対処実例

 

頭痛にも色々なタイプがありますが、ここでは「季節の変わり目になると頭が酷く痛む」

…という方に対する施術の組み立て方の報告でございます。

 

 

季節の変化で頭痛が起こるメカニズム

イメージとしては、山に持って行った時のポテトチップスの袋。

標高が上がり気圧が下がるとパンパンに膨らみます。

 

季節の変わり目や天気が崩れる時にも、同じ事が体内で起こっていて

1)周囲の気圧が下がる

2)体内の圧力が相対的に上がる

3)緊張した固い筋肉では、圧が上がった血管を無理に抑えるため痛みが発生する

→筋肉を柔軟にして、圧が上がった血管を無理な力を加えなくても抑えられるようにする

 

…という理屈が成り立ちます。

 

 

頭痛を引き起こす原因になる筋肉は限られていますが、

「なぜその筋肉が疲れているのか?」

という点も含めて考えながら、鍼灸臨床のお話に続きます。

 

鍼灸のカルテ風に

【主訴】

・慢性頭痛。季節の変わり目になると特に酷くなる。

【既往歴】

・大病は特に無し。健康診断ではコレステロール高め。

・昨年にインフルエンザに感染。

・学生時代に、スポーツで靭帯損傷。現在も古傷が痛む時がある。

【主な所見】

・扁桃反応 +3

・瘀血反応 +3

・火穴診 魚際 +2 然谷+2

・その他 肩井 +2 委陽 +2 頭部瘀血、腰背部の冷え

 

【治療・取穴】

・瘀血処置と扁桃処置を中心に行う。

置鍼中に尺沢に刺鍼して魚際の反応の軽減を確認する。

・肩井に反応が強く出ていた点と、腹部の冷えが強かった事から

心因性骨盤うっ血を疑い、陰陵泉の反応を見ながら刺鍼。頭部に切皮→瀉法。

・膝関節付近の反応点に刺鍼。運動療法を加え可動域を改善させる。

 

【経過】

・1回目の施術後に痛みはほぼ消失。ロキソニンを飲まなくても大丈夫なまでに回復。

・1週間後に2回目の施術。頭痛以外にも体調の改善を自覚。

・その後、3ヶ月に1回程度。メンテナンスのために施術対応。概ね良好。

 

【生活指導】

・温泉推奨。食事もレトルト品が多かったので簡単な自炊レシピを提供。

・身体の冷えも顕著だったので暖かい服装(≠厚着)を指導。登山用の肌着推奨

・肉、酒、タバコは特に指導無し。(嗜好品まで無理に止めません)

・ストレス過多の疑いも強いので、誰にも迷惑をかけない反社会的なストレス解消法を提案

 

【考察】

・季節の変わり目の頭痛…という事で一般的な気圧の変化を第一原因として疑うが、

その背景にある瘀血と扁桃の疲労を取り除くところからスタート。

・全身の緊張がほぐれると末端まで血行が良くなり、頭痛の直接的原因だった

頭部の筋緊張も軽減。咬筋〜側頭筋の硬さが顕著に改善される。

・昨年のインフルエンザと古傷の影響で扁桃に疲労が残っているのは間違いないだろうと。

・あとは、月並みだけどストレスで顎の力が無意識に入っていたんだろうな…と推測。

この辺は心因性骨盤うっ血の反応が出ていたのと関連が強いかと。

 

わかりやすく3行でプリーズ

血液が汚れていて風邪もひきやすく、身心ともに疲労困憊で筋肉ガチガチの状態。

そこにきて気圧の変化に身体が付いていけず、内圧だけが上がってパンパンの風船状態に。

身体の弾力を元に戻してあげて、血液の流れを良くしてあげたら症状が改善されました。

 




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