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2017-12-16

【症例報告】主訴が腰痛。既往歴に膀胱炎があった方の対処実例

一言で「腰痛」と言っても原因は様々。

単純に腰部周辺の筋肉疲労の人もいれば、内臓の疲労が原因の人もいます。

中には「ストレスが原因」という整形外科でも整骨院でも対処出来ないタイプの腰痛も。

(保険使わなければ別だけどねw)

 

で、今回は「内臓の疲労が原因で腰痛が出ている」という方に対する

施術の組み立て方の報告でございます。

 

 

内臓疲労が腰にくるメカニズム

内臓も筋肉で出来ているため適度に休ませないと疲れが溜まります。

使いすぎた腕や足がガチガチになるのと同じく、内臓も使い過ぎれば同様に硬くなります。

 

硬くなった筋肉は周辺の筋肉を引っ張り可動域を下げ、無理に動かすと痛みが発生します。

イメージとしては、伸びなくなったゴムを無理やり伸ばすと余計な力が必要になるアレ。

 

手足の筋肉と同じ現象が内臓周辺の筋肉でも起こっていて、

1)なんだかの理由で内臓に疲労が溜まる

2)内臓および周辺の筋肉が硬くなる

3)柔軟性のない緊張した固い筋肉では、動きを加えた時に無理に抑えるため痛みが発生する

→内臓および周辺の筋肉を柔軟にして、無理な力を加えなくても動けるようにする

 

…という理屈が成り立ちます。

 

 

腰痛を引き起こす原因になる内臓は主に「後腹膜」と呼ばれる体の後ろ側に隣接する部位。

主に腎臓・膵臓・十二指腸・(一部の)膀胱です。

 

前面の腹部が関係する腰痛もありますが、今回は後腹膜の方をメインに話を進めていきます。

 

 

鍼灸のカルテ風に

【主訴】

・慢性腰痛。

【既往歴】

・3年ほど前に膀胱炎。便秘も慢性的で時々下剤を服用。

・血圧・コレステロール値も高め。医師から指導あり。

・夕方になると倦怠感が酷く、軽い頭痛や吐き気がする事もある。

【主な所見】

・扁桃反応 MAX

・瘀血反応 +2

・火穴診 行間+2 然谷+2 崑崙+2

・その他 心窩部 MAX 中注(右)+3 足三里を中心に虚の反応

 

【治療・取穴】

・胃の気を整えてから、扁桃処置を中心に行う。

・心窩部の圧痛が特に酷く、ストレスは極限状態。攅竹(左右)に置鍼。

・火穴診から、肝・腎に滞りがあると判断。曲泉と陰谷に置鍼して反応をみる

・肩背部も過緊張していたので、養老に雀琢。天宗の圧痛の軽減と同時に過緊張も改善。

 

【経過】

・1回目の施術後で腰部の可動域は改善されるが、違和感は残る。(施術前の5割減ぐらい)

・2週間後に2日目の施術。その間、頭痛や吐き気は無く、便秘も薬を飲むほどでは無い。

・4回目の施術時には腰痛はほぼ消失。その後は違和感を感じた時にメンテナンスのため施術

 

【生活指導】

・手洗い・うがいの徹底を指導。可能なら鼻うがいも推奨。

・腸内環境を整える食材を推奨。手軽なところでヨーグルト飲料。サプリの併用も検討。

・肉と脂っこい食事のみ控えるように指導。酒もほどほどに。(非喫煙者のためタバコは略)

・間違いなくストレス過多。ここでも誰にも迷惑をかけない反社会的なストレス解消法を提案

 

【考察】

・「何もしていないし、病院検査でも異常無し」の腰痛の場合、真っ先に扁桃反応をチェック。風邪や慢性的な炎症が原因で内臓が疲労している可能性を疑ったらド当たり。

・特に体内のろ過機能を持つ腎臓周辺の疲労は風邪や炎症と関連が強く、後腹膜に隣接しているため、腰痛の原因になることもしばしば。

・ストレス過多な生活も免疫力を低下させる→扁桃をフル稼働させる事になるので、気分転換の必要性も伝える(それが上手くできれば苦労はないわけですが^^;)

・仕事柄、すぐにトイレに行けないのに(膀胱炎の直接の原因)利尿作用が強い、コーヒーをよく飲んでいたのも背景にあるのかな…と。特に缶コーヒーは糖分が多いのでしばらくは控えるように指導。

 

 

 

わかりやすく3行でプリーズ

 

免疫力が低下して、身体のあちこちで炎症反応が発生。内臓は連日サービス残業で消火活動。

追い打ちで、利尿作用の強い飲み物+トイレ我慢のコンボで膀胱周辺はゴミ屋敷化。

疲れた腎臓と膀胱が腰部の筋肉を引っ張り、腰痛発生。ゴミ屋敷を片付けたら治りました♪




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