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2018-08-07

【症例からの考察】天気と体調に関する考察

体調不良の原因が天気と関係ある…と、最近になってやっと「天気痛」「気象病」という言葉の誕生で認知度が上がってきました。

とは言え、元々「雨が降ると関節が痛む」とか「空気が乾燥すると喉が痛くなる」などの症状は昔から身近な存在。「熱中症」などもこの部類に入るでしょう。

20年以上前になりますが、地元の神奈川では「光化学スモッグ」注意報なんてのもありました。

これも天気の影響で体調不良を引き起こす事がある例ですね。

 

今回はそんな天気と体調関連のマニアックな話になります。

 

素問から見る天気と体調の関連性

基本的には「四気調神大論」「生気通天論」が四季や天地の気とのバランスで太極が成り立つ事を示していると考えます。

さらに生気通天論では、四季の風に傷られた症例や暑・湿・寒に傷られた症例の記述があり、これが現代で言う「気象病」と一致する箇所であると考えます。

 

順調に四季の変化が進んでいる時は「上古天真論」で述べられているような模範的な養生を実践していれば健康を害する事はないと言えますが、異常気象が続き天地もバランスを欠いている状態において、教科書的な養生法がどこまで通じるのか…と考えると、これは難しいと言えるでしょう。

 

加えて、私を含めてここまで聖人君主な人はいませんよね…という現実的な話も付け加えておきます(笑)

 

天候不良時の治療法に関する考え方

気血の巡りが悪い事に加えて、陰陽のバランスが崩れている事を考慮します。熱中症は逆気が頭部に溜まっている事が多いので瀉法で対応(もちろんそれだけではありませんが一例として)関節痛は湿邪が停滞している事が多いので、関連箇所に補法など(もちろんそれだけではありませんぜ!)

中には五行の循環が逆流しているケースもあるので(土克木の状態とかね)脈診や腹診をしながら丁寧にバランスを取っていく必要があります。湿乾の判断は舌診をするとわかりやすいですね。

(自分は脈診は苦手なので腹診ばかりですが…^^;)

 

後は、実際に天気を見ながら判断をします。

湿度が高くなり低気圧が近づいている時に頭痛や関節痛を訴える人がいた時は標準対応で行ける事が多いですが、クッソ暑い日に寒邪の症状が出ている人がいた時などは要注意ですね。

 

実際の治療法はどんな感じ?

天気が不安定になると体調不良になる人の多くは、身体の軸となる部分(解剖学的な話ではなく、気血水のバランス的な話)が不安定な事が多い傾向です。

表治法としては局所の補瀉で対応しますが、本治法では脾経と胃経を第一に考えて調整を行います。

これは素問の「太陰陽明論」に記述されていますが、長野式治療法においても胃は陽経のであり、全身への配分をつかさどるとしている」としており、重要視しているポイントです。

脈診では中脈の流動性から判断。腹診では臍の上部(脾の反応点でもある)から判断。足の陽明胃経を触診しても有効ですね。(合わせて足の太陰脾経との差異を意識するとより効果的♪)

 

最後の端書

…と、天候の変化に合わせて自分でバランスを取れたらそれが最良ですが、ここまで異常気象が続くと施術者側も参っちゃう事も十分に考えられます。加えて過度の空調で気力体力を削られる人も多いでしょう。

まずは気候に合わせた衣服選び(夏の帽子や冬場のコート等)に加え、水分補給や適度な休憩にも配慮しましょう。

施術者側もバランスを崩していたら共倒れする危険がありますので、無理を溜め込まないように気をつけましょう。

休むのも仕事のうちですよ…っと♪(切実)

 

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