toggle
富良野で出張に特化した施術サービスを提供しています。日中に時間の取れないかたや外出が困難な方…等々。お気軽にご相談ください。
2019-05-22

【症例からの考察】僧帽筋について

専門家の皆様には今更感もあるとは思いますが、忘備録と原点回帰な意味も込めまして…。

 

僧帽筋の基本データ(解剖学的な)

起始:外後頭隆起〜項靱帯、第七~第十二胸椎

停止:鎖骨の外側1/3、肩峰、肩甲骨の肩甲棘

支配神経:副神経

(図で示したいのですが、パクリは問題があるので、wikiでご参照ください…。スミマセン^^;)

 

僧帽筋の基本データ(東洋医学的な)

経筋/流注:膀胱経、小腸経、督脈

主な経穴:天柱、肩中兪、肩外兪、肩井、附分、魄戸

 

僧帽筋が硬くなる理由

いわゆる「肩こり」ですが、主な理由として

1)力学的な負担:長時間の無理な姿勢/力仕事等に起因する血行不良

2)神経的な負担:僧帽筋の支配神経(副神経)の機能低下

3)気血水の循環不良(東洋医学的な話)

 

僧帽筋に起因する症状

1)頭痛(僧帽筋上部)

2)背骨の側弯(僧帽筋全域、特に起始部に問題がある場合)

3)肩関節の運動制限(僧帽筋全域、特に停止部に問題がある場合)

4)肩こり、背部痛/違和感

 

 

対処法

1)単純に僧帽筋に手技療法/ストレッチ

2)主に停止部(肩関節周辺)からの運動療法(操体法的な)

3)副神経にアプローチする刺激(マインドフルネス的なアプローチもあり)

4)温泉♪(半強制的に筋肉/血液を温める)

 

考察

肩こりに対するアプローチは僧帽筋だけに限った話ではない…と予め書いておきまして…。
それでも、上部背面の症状に対して狙いたい主な筋肉としては代表格。
単純な肩こりだけでなく、頭痛や肩〜首の運動制限でも使いたいポイントです。
僧帽筋が厄介(という表現が適切かどうかはわかりませんが)なのは、不調の原因が運動+脳神経の両方に起因する事。
「揉んで貰った時は楽になるのに、翌日には元どおり…」という人は、関連する筋肉が十分にほぐされていないか、神経的なアプローチが不十分…という事になります。

僧帽筋が硬くなりすぎると背骨(第七~第十二胸椎)を側弯させ、脊髄に問題を起こすもの注目したい点。
脊髄に歪みが出ると、脳神経の伝達が順調に行かなくなり、全身に不調や倦怠感が出ます。
(これはカイロプラティックやクラニオセイクラルな話にも共通)

東洋医学的にも督脈(≒背骨)は身体の根本にかかわる問題。
督脈上には「大椎」という経穴(第7頸椎)は、東洋医学では「全ての経脈に関係する経穴」とする考えがあり、重要視されているポイント。
大椎に問題が生じる=太極のバランスが崩れる…と理解しても過言ではないと思います。

つまりは「大椎を筆頭に、僧帽筋のコリは脊柱のバランスを崩す原因になる」…って事ですね。

 

藤本の場合

鍼灸施術の場合は、瘀血処置+筋緊張弛緩処置(長野式)をベースに、まずは筋肉全体の緊張を弛緩。
腰背診をしながら、血管運動神経活性化処置(背骨の脇にV字で刺鍼)していきます。
改善効果が薄ければ、膀胱経+小腸経を重点的に診て問題がある箇所に刺鍼。
腹圧が落ちていて内臓下垂が起きている場合など(猫背など姿勢の問題)は、下垂処置なども加えて行きます。

 

整体施術の場合は、操体法をベースに肩甲骨周辺の緊張を緩め、可動域を改善するところからスタート。
僧帽筋の起始部が広範囲に及ぶことから、仙骨調整も行い背骨全体へアプローチ。
(この辺はクラニオセイクラルセラピー:頭蓋仙骨療法が元ネタ)

仙骨&第7頸椎(大椎)&第1頸椎を調整すれば、あとは勝手に筋緊張が緩んでいく…という理屈です。

肩関節&股関節に問題がある場合はPNFテクニックをベースにしたアプローチをする事もありますが、
専門的に理学療法を習ったわけではないので、これは付け足しの調味料的な扱いです(笑)
…それでも、それなりに可動域の改善&僧帽筋の筋緊張緩和は出ていますが…
【これは効果を保証するものではありません】と一応付け足しておきます(笑)

 

一言付け足し

「肩こり」って一言で言っても、色々なパターンがあるから難しいっす(泣)

 

 

 

シェアする
関連記事