【臨床考察】瘀血処置に関する考察

瘀血って何?

東洋医学の生理概念で、血液の循環が悪い状態を言います。
理由は様々ですが主に「血液の質が良くない」「血管の状況が良くない」の2つが挙げられます。
また体のどこかに原病巣があり、遠隔諸臓器・細胞組織に機能障害を及ぼすケースもあると考えられます。

瘀血の代表的な症状

・シミ、ソバカス
・動悸、不整脈
・下肢の静脈瘤
・慢性的な肩こり、頭痛、関節痛み
・重度の生理痛(女性)

瘀血反応

望診:目の周りのクマ、充血、顔色

腹診:中注〜大巨の圧痛点、血海の圧痛点

舌診:色(黒っぽい紫) 舌裏の静脈(黒)

脈診:細く、短くなる傾向。

処置(取穴)

・中封+尺沢 (基本左。場合によって両側)*必須。
・至陽、膈兪
・血海
(血海は長野式では瘀血処置として使用してはいないが、臨床経験上、一定の効果はあるため藤本は使用することがある。特に女性疾患の主訴がある場合は効果的だと実感している)

臨床事例(効果を保証するものではありませんが…)

・いわゆるぎっくり腰
・原因不明の頭痛
・末端の冷え
・全身倦怠感
・生理痛

個人的な見解

血行不良が原因で体調を悪くしている人はほとんど瘀血反応が出ます。
鍼灸治療のベースになる処置のため、例え主訴が別のものであっても瘀血反応の軽減から治療をスタートすることが多いです。
(例:ぎっくり腰や背中の痛みを訴える人にも、足首を肘から鍼を打つので不思議がられることが多々)
「瘀血は万病の元」なんて主張する中医学の先生もいますが、一理あると思います。
血液循環や代謝を上げることで、未病を悪化させることなく健康な体を維持できるのでは?と考えています。

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