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【養生法】寝食に関する考察

養生訓における寝食

養生訓において「飲食は身を養い、睡眠は気を養う」と記されています。

文字通り、飲食は営気・衛気の源となる「水穀の精微」の事。
登山をする人は「シャリバテ」なんて言い方をしますが、要は飲食物の摂取に対して消費する運動量が多くなると動けなくなる…という状態です。
こうなってしまうと空腹の孫悟空(DB)のように、振り絞れる気力も湧いて来ません。

同じように睡眠時間は身体を休めるとともに、身体を巡る気の循環を整える時間。
いくら栄養を十分に摂っていても睡眠時間が足りなければお肌にも悪い…だけでなく、集中力が持たない、免疫力が落ちる、自律神経失調症状…等々。
日常生活に支障が出て来ます。

しっかり食べて、しっかり休む。
健康的な生活を送る上で、欠かしてはいけません。

過度な飲食や睡眠は病気の原因

しかしながら、健康的な生活を送る上で欠かせない飲食や睡眠も過度になれば逆効果です。
養生訓では「飲食の度が過ぎれば胃腸を損ない、気の巡りを妨げる」としています。
また睡眠も過度になると身体の動きが鈍くなる(関節硬化、筋力の低下)だけでなく、意識障害や幻覚等の症状(いわゆる過眠症)も出てくるケースも考えられます。

…そこまで大袈裟に考えなくても?と思う人は「食ってすぐ寝ると太る」をイメージしていただければ良いかと。
寝る前にビールを片手にラーメンライスを腹一杯食って、〆のデザートでアイスを食べて口直し。
最高だね!…とは言いたいですけどね^^;
そんなことやっていれば成人病一直線コースになるのは想像に容易いかと思います。

睡眠専門医の坪田医師の著書(朝5時起きが習慣になる「5時間快眠法)でも、「夕食は遅くとも就寝3時間前に済ませておくのがベスト」とし、寝る直前の飲食は睡眠の質を下げるとしています。

確かに暴飲暴食をしてそのまま寝落ちした時の翌朝は身体が重だるく、食べて寝たはずなのに返って調子が悪い…なんて経験をしたことがある人は少なくないでしょう。
これは、寝ている間に十分に気が循環せず、気血水の流れに滞りが生じた結果=邪気化したものだと考えても大きくは外れていないと言っても過言ではないと思います。

大事なのはやはり節度

養生訓では「よく養生する人は早く起き、昼は寝ないで夜に眠る。いつも仕事に勤めて怠らず、飲食を少なくして腹の中を綺麗にしている。そうしておけば気が巡りふさがらないので病が生じない」としています。

つまり養生の要は寝食のバランスを保つこと。
簡単に言ってしまえば「早寝早起き腹八分」です(笑)

個人的見解

寝る前のラーメン、美味しいよね(大笑)
…と、言いたいところですが、これこそ不健康の元凶。

「快楽は災いのもと」と戒められているとおり、飲食・色欲を自分が望むままにするような生活は、はじめは快くてものちに身体を損ない長い災いになる…とも記されています。

20代〜30代の頃は、寝る前に大盛りラーメン+大盛りライスを食べていても全然平気だったんですが、それでもやっぱり太りましたし^^;
40代になった今、同じことをすると確実に気持ち悪くなり、翌朝はまともに動けません…。

若い頃は気の循環が今より良かったので寝る前に食べても消化吸収が出来ていた…って事だと考えられますが、中年おっさんになった今、同じことはできなくなってきています。

逆に体調を見ながら食事の量を減らしたり、場合によっては抜いてしまったり(プチ断食的な)

養生訓が書かれた時代に比べ、はるかに栄養過多な現代(特に糖質と脂質)において、バランスを取るという意味では「敢えて食事を摂らない」事も時には大事なのかもしれません。

…自戒します(笑)

 

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