(推薦図書)臨床に役立つ勉強方法

学生さんが「臨床の勉強をどうやって情報収集して良いかわからない!」と言っていたので、藤本厳選図書を紹介しておきます(異論は認める)


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1)長野式関連図書

・鍼灸臨床わが三十年の軌跡―三十万症例を基盤とした東西両医学融合への試み
・鍼灸臨床新治療法の探究
・よくわかる長野式治療 日本鍼灸のスタンダードをめざして

(一言)
藤本が10年メシを食えている基礎になったネタ本。
正直、三十年の軌跡と新治療法の探究は難しいので、初学者はよくわかる長野式治療から入るのがおすすめ。

予算に余裕がある人はDVDも合わせて見ると本の内容がイメージしやすくなるのでオススメしたい。
【DVD】長野式鍼灸処置法の実際 入門編
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2)澤田流(代田文誌)
・鍼灸治療基礎学〈新装版〉
・鍼灸真髄

(一言)
言わずと知れた鍼灸書籍のクラシック。流派を問わず読んでおきたい本。
現代医学に照らし合わせると…(自主規制)な記載もあるけど、それはそれとしても臨床結果に結びつく内容が多い。
個人的には「現代医学が伝統医学の領域に追いついていないだけ」と思っている(個人的見解の暴言w)

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2)北京堂鍼灸(浅野式)
・超簡単・鍼灸院マニュアル 中国鍼入門
・超初心者用・鍼灸院治療マニュアルー即効性のあるテクニックー

(一言)
まず言いたいのが「初心者向け」みたいに書いてあるけど、内容はかなりディープで実践向き(笑)
中国鍼に関して日本語で勉強するには、この2冊は必読。
太い鍼、深刺し、多数穴…など、しっかりと響かせるスタイルが主流になるので、強刺激が好みの人向き。

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2)美容鍼灸(北川式)
・健康で美しくなる美容鍼灸―鍼灸師と利用者のためのガイドBOOK
・医学的に正しい美容鍼 〜コラーゲン誘発鍼の作用機序とエビデンス

(一言)
美容鍼は流行りもあっていろいろな書籍やセミナーがあるけど、まずは基本のこの2冊は必読。
美容鍼の基礎を作った北川先生は実は変態的に古典にも精通しているので、見た目だけ派手でわかりやすい(暴言w)美容鍼とは格が違うかと。
鍼の操作なども詳しく解説がされているので、美容に限らず基礎的な内容も多いのでオススメしたい。

DVDも出ているので、実際の映像もみたい人は「美容鍼灸の実践 」もよいかと。(古いけどまだまだ実践で使える内容だし、何より値段が手頃w)
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とりあえず、最初のステップにこの辺を読んで/セミナーに参加して【自分に合うか合わないか】を判断すると良いかと思います。

「鍼灸の基礎」なんて話もあるけど、その前に【施術家としての土台】がそれぞれ違うので

・生物学が得意な人
・中国語が堪能な人
・武術の達人
・大病の経験がある人
・物理学に精通している人
・リラク→鍼灸師になった人

…他、沢山w

各々の得意分野と相性が良い施術方法を探すイメージです。

で、自分の中で基本的な「型」が出来上がったら、次は臨床現場での課題を試行錯誤して、必要に応じてネタを探しに行ってるやり方です。

自分は長野式を基本にしてはいるけど、時には長野式だと対応しきれないお客さんもいます。

その時に必要に応じて、必要な情報を選んで補って…を繰り返して、今の形に落ち着きました。
(なので、長野式の基本形からは外れています^^;)

実務では「その土地に合ったやり方」を伸ばせれば良いかな?って考えです。

好き勝手にオススメな書籍を紹介しているけど、読みたい本があったら読んだらいいんですよ。
鍼灸関連の本はこれ以外にもいっぱいあるし、自分も完全に網羅はしていないので。

10年やってもまだまだ臨床迷子ですねwww 日々、新しく情報を仕入れて試行錯誤しています。

…中国の原書とか読み出したら、一生かかっても読み終わりそうにないしね^^;

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