寒暖差による体調不良

2023/01/30の富良野は氷点下30℃まで冷え込み、水道管の凍結や「車のエンジンがかからず出勤できない/遅刻する」などの声が聞こえてきました。
本州に住む友人達からは「意味がわからない!」などとツッコミをされ、笑い話のタネにはなりましたが…。

実は、本当に厄介なのは、極端な気温よりも「極端な寒暖差」だったりします。

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寒暖差アレルギー

正確には「血管運動性鼻炎」の一種で、その原因は
・外気温の変化
・たばこの煙
・精神的ストレス
などとされていますが、明確な原因はわかっていません。
特徴的なのは、アレルギー性鼻炎と同じ症状を持つにもかかわらずアレルギー検査が陰性であるという点。
つまり「よくわからないけど、体調が悪い!」という曖昧な症状で、これに悩まされている人は意外と多いです。

極端な温度差が身体に及ぼす影響

極端な温度は、寒冷地では低体温症。
高温地では熱中症/脳卒中を引き起こすなど、さまざまな形で身体に影響を及ぼします。
体調が悪いと、極端な温度差による体調不良を起こす原因になり、自律神経の働きにも影響します。
自律神経系は、心拍数、消化、体温調節などの不随意な身体機能を制御しているため「寒暖差に身体がついていけない」となると、自律神経系のさまざまな症状の原因になります。

10℃の寒暖差に要注意

一説には、寒暖差アレルギーは7℃〜10℃の寒暖差があると発生しやすくなると言われています。
温度差が刺激となって鼻などの粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで引き起こされるため…と考えられています。
一般的にはアレルギー症状は、花粉やダニなどのアレルゲンがあり、抗アレルギー薬を使えば症状は抑えられますが、寒暖差アレルギーの場合、ウイルスやアレルゲンが関与しないため薬がありません。

対処法は衣服で調整したり、マスクを着用するなどして冷気を直接吸わないように粘液を守る工夫が挙げられます。
また、運動量を増やして基礎代謝を上げたり、温泉などを利用して身体を温めるのも効果的と言えるでしょう。

富良野の場合

前段で「寒暖差アレルギーは7℃〜10℃の寒暖差があると発生しやすくなる…」とありましたが、富良野の寒暖差は余裕で10℃以上。
日によっては20℃近くになることもあれば、屋内と屋外では40℃近くになることも珍しくありません。
こう書くと、我ながらよく健康を維持して生きてられるな…と感心してしまいます(笑)

氷点下30℃になる環境も過酷ですが、見落としがちな「寒暖差」による体調不良の方も時折見かけます。
「なんか変だな?」と思ったら、衣服を工夫したり(腹巻き&ネックウォーマー推奨) 自律神経の調整を意識して体調管理をするとダメージを減らすことが出来ると思います。

あと、鍼灸もいいですよ(茶番w)

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