タイ古式マッサージの歴史(概略)

タイ式マッサージは、インドのアーユルヴェーダ医学から派生したと考えられています。

その起源は、釈迦の専属医だった「Shivago Komarpaj」が仏教の布教のためにタイを訪れた時にもたらされたとされ(諸説あり)上座部仏教の発展と深い関わりを持っています。

タイ古式マッサージの伝統的なスタイルは、床にマットを敷き、クライアントは服を着たまま、優しく揺さぶり、深く伸ばし、リズミカルに圧迫して、体全体のエネルギーの流れを整えていきます。
これは「セン」と呼ばれている10本のエネルギーラインにアプローチしていきますが、細かくみると72000本のセンを意識して施術を行います。
(東洋医学で考える”経絡”と共通する概念です)

現在、タイ古式マッサージはタイをはじめとする世界各地で広く行われており、伝統的なヒーリングシステムとして代替医療のひとつに数えられています。

また、タイ古式マッサージには
・通常のタイ古式マッサージ
・チネイザン(腹部・内蔵マッサージ)
・トークセン(木槌療法)
・カルサイネイザン(生殖器マッサージ)
・ジャップセン(腱弾療法)
・ルーシーダットン(ヨガ的な自己整体体操)

など、数多くの方法があり、目的に応じて使い分けがされています。

また、タイ国は現代医学の研究も盛んで、シリラート大学/チェランコロン大学(バンコク)では、人体解剖標本の見学が可能だったり、チェンマイ大学では海外の医療従事者向けに解剖実習を行うなど。

現代医学と伝統医学の両面から「ヒト」への研究・理解を深める活動がされています。

これにはタイ仏教やシヴァゴ師の教えを実践するタイの国民性も背景にあり、日本人がその全てを理解するのは難しい…とはおもいますが、興味が尽きないのも、また事実です。

ーーー(追記)ーーーーーーーーーーーーーーー

個人的には、単純に気持ちいいから好きなんですよね(笑)

タイ古式マッサージは「世界で一番気持ちのいいマッサージ」とも呼ばれているので「気持ちいい上に効果が高い」…なんていう理想的な施術のヒントになるのでは?と思って学んでいます。

基本的には、チェンマイにあるオンタイマッサージスクールのやり方にこの辺を追加で。

ウルフ師の本はセンではなく、経絡で考えているから個人的にはわかりやすいです(邪道かもしれませんが^^;)

また、アナトミートレイン(筋膜走行)の考え方も、センや経絡に共通するものがある上に、解剖学的に考えられるので興味深い内容です(…が、難しくて一編には頭に入りません…)

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